バーディーのカスタマイズで一番多いのが
ホイールのインチアップ
18インチから20インチ
です。
大径化にすると巡航速度が格段にアップし、長距離走行が楽になります。
そして今回、バーディー エアを20インチ化するご依頼をいただきました。
バーディーエアの特徴は
・ロードタイプのキャリパーブレーキ仕様
・バーディー最軽量モデル
です。
バーディーエアは
・ロードタイプのキャリパーブレーキ仕様
なのでリムブレーキですが、ディスクブレーキモデルのバーディースタンダードと同じフレームを使用しているのでフロントフォーク、リアスイングアームにディスク台座を装備しています。
なのでディスクブレーキへのカスタマイズも可能です。
オーナー様の意向で、今後ディスクブレーキ化も検討しているとのことで、リムブレーキとディスクブレーキ、両方に使用できる20インチホイールを作製することになりました。
今回発生した費用は下記の表になります。
項目 | 数量 | 価格 (税込) |
ホイール組み工賃 1本 5500円 | 2本 | 11000円 |
フロントハブ birdy純正ディスクフロントハブ 32H | 1個 | 10780円 |
リアハブ TNI レボリューションディスクⅡハブ 32H | 1個 | 13200円 |
リム ALEXRIMS DA16 BK 32H 1本 3850円 | 2本 | 7700円 |
スポーク ステンレス 2.0 BK 1本 130円 | 64本 | 8320円 |
ニップル ブラス 2.0 BK 1個 40円 | 64本 | 2560円 |
リムテープ シュワルベ 2本セット | 1個 | 528円 |
タイヤ パナレーサー ミニッツライト 20×1.25 1本 5636円 | 2本 | 11272円 |
チューブ シュワルベ 6SV 1本 1100円 | 2本 | 2200円 |
工賃(BirdyAir20インチ化キット工賃) ブレーキ台座、タイヤチューブ、スプロケ交換 | 1セット | 3300円 |
合計金額 | 70860円 |
えっ?なんで一押しの前後ハブが
フロント:バーディー純正ディスクフロントハブ
リア:TNI レボリューションディスクⅡハブ
なのかって?
実はバーディーのフロントフォークはエンド幅は100mm幅で、標準的なエンド幅なのですが、スポークを通すフランジ部分が、かなり内側にないと、フロントフォークに干渉してしまい、通常のロード、MTB用のハブが使用できません。
バーディー純正、リデアなどのハブメーカーから選択することになります。
リアエンド幅も135mmと標準的なのですが、ディスクハブで135mm、5mmQRタイプのハブは現在ほとんど発売されていません。
現在リアディスクハブは142mmエンド幅、12mmスルーアクスルが標準となり、アクスル部分を交換し135mmQR仕様にすることができる商品もありますが、TNI レボリューションディスクⅡハブが一番リーズナブルです。ちなみにTNI レボリューションディスクⅡハブは、別売パーツ交換すると142mm、12mmスルーアクスル対応になります。
フリーボディーもXDR用に交換が可能な、万能なリアハブです。
18インチ使用時 アダプターを反対に取り付けブレーキキャリパーを20インチ用の位置に 20インチ取付後 18インチのブレーキキャリパー位置 20インチ用のブレーキキャリパーの位置 タイヤは20×1.25でギリギリ 20インチホイール取付時
バーディーエアを20インチ化する際に、キャリパーブレーキ取付台座を逆に取付することで、キャリパーブレーキの位置が20インチホイール対応になります!
これは非常に便利な機能です!
バーディークラッシックを20インチ化する場合には、Vブレーキも交換しなければなりません。
バーディーエアを20インチ化する場合には、ブレーキの交換が必要ありません。
一番気を付けなければならないのは
タイヤの選択です!
20(406)を選択し、幅は1.25以内にしてください。
今回は
パナレーサー ミニッツライト20×1.25
を取り付けたところ、ギリギリのクリアランスでした。
パナレーサー ミニッツタフ20×1.25
は若干ゴムが厚めなのか、キャリパー内側にタイヤが干渉してしまいます。
気を付けて選択してください!
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